福島県警いわき南署のBさんからエートスという言葉を聞いて、ここしばらく少し日常に戻りつつあったテンションが一気に上がりました。
私「私がエートスを知ったのはもう2012年7月のことです。もうずっと前のことですよ。なぜ今頃になって。。。」
B「ええ、確かにずいぶん前からあった話です」
私:「警察に訴えたいのは私の方です。いえ、実際に訴えました。エートスを知って、これは大変だ!福島の子供たちの命と健康が大変だ!と思ってから、私は猛烈にネットで発信するようになったんです。
そうしたら、ネット上では数えきれない誹謗中傷がとんできて、いわゆるネット工作員というやつです。
さらには、近所に不審な男が現れました
いつも息子と私が通る道を歩いていたら、意味不明のセリフを言いながら、不審な男が近づいてきて、私の当時2歳の息子を抱き上げたんですよ!」
B「ええ~! それは大変でしたね!」
私「警察に通報しますよ!と大声を上げたら逃げていきました。目撃者もいます。
それから那覇の警察署に言って事情を話して、調書を取ってもらい、しばらく近所のパトロールも強化していただきました。」
B「それはそれは。。。」
私「私がエートスに反対する声を上げた直後だったんです。
お巡りさん、ご存知ですか?エートスはチェルノブイリでもやられて、汚染地帯で積極的に放射線を測ったりしながら、ポジティブに暮らしていくうちに、健康な子供たちがほとんどいなくなってしまったというプログラムです。
でもそれと同じことが今、福島でおこなわれているのですよ!!!」
B「ええ!そうなのですか???
あの、ところで竹野内さんは何の仕事をされているのですか?」
私「ええ~!? ご存じなく連絡されたんですか!?私は被曝問題の翻訳をしています。事故後に3冊も被曝問題の本を出版しています。」
B「ええ~そうなのですか。ではまるで専門家のような方ですね。」
私「こう言っては何ですが、私はその辺の専門家よりは多くを知っていると思います。日本の医学部では放射線の危険性をまともに教えません。」
B「それだけの知識を持ったあなたが、なぜ苦情が出てくるような発言をしたのですか?」
私「知識があるから発信しているのです!!!
今のまま福島に子供たちが住み続けることは危ない!それを熟知しているから、発信しているんじゃないですか!」
B「そうですか。。」
私「放射線の専門家で実はよく知っている人もいるが、そういう人は私から見れば、犯罪と言えることに加担していると思います。
白血病の専門家のエートスの伴信彦教授とかね。彼は、マウスを使って放射線をあて、1~2年後には造血幹細胞の老化とある種の遺伝子が変異して白血病が発生することを突き止めている。
なのに福島の子供たちは汚染地帯に居てよいとしている。ありえない話です。」
私「それと、チェルノブイリのエートスと同じ専門家が福島に招かれているのですよ!エートスの安東量子によって!彼は放射線の危険など知らない経済学者です。ジャック・ロシャールという人です。彼がチェルノブイリで子供たちが大勢病気になったのを知っていながら、福島で同じことをやっている。何度も来ています。ご存じなかったですか?」
B「全く知りませんでした。」
私「安東量子氏は、偶然招待したようなことを言っているが、そんなはずはない。2011年11月には内閣府に呼ばれて講演してます。確かブログで消されていますが。そしてその10年位前には広島に呼ばれている。私はそれを知って非常にショックを受けました。」
B「しりませんでした。それにしても、放射能の危険性も何年もたたないと、よくわからないですし」
私「しかし、もう何年も前にチェルノブイリ事故は起きたのです。。それでわかっているのです。住み続けたら子供たちが病気になることが。わかっていながらやっていることで私は犯罪的だと言っているのです!」
B「はあ・・・なるほど、いろいろ勉強になります。」
会話の途中で、4歳の息子が大声をあげて私に飛びついてくる。
電話越しの警官のBさんは、「うちのと同じくらいかなあ?うちのは4歳。」
私「ええ!うちもそうです!同じです!」
B「平成21年生まれ?」
私「そうです!そうです!本当に、可愛いですよね~子供は。。。」
B「そうですよねえ。。。」
とちょっとなごんだ会話にもなる。
私「ところで、最近福島の方では健康被害とかどうですか?大丈夫ですか?そうだ、白血病が出ていますよね。郡山高校の陸上部の部長さんだとか」
B「そうですね。。。」
(警察の方も、この郡山の生徒さんの白血病の件は知っていたんだ。。。)
私「もう、それを聞いて私もいてもたってもいられなくて。
それで私ブログで発信しているんですけれど、おかしなことに、これを発信する市民団体がいないのですね。
今まで信頼していた人まで、ブログを出すなというし、こちら側の市民の味方の顔をした人にも、実はそうでないのではないかという人がたくさん混じっていますよ!大変なことです。
そうだ、相馬だったか、南相馬だったかで、白血病のお巡りさんが出たという話を聞いています。
それは事実ですか?」
B「いや、我々の方では把握していません。仮になっていてもそういう個人情報は、外部に漏れないんじゃないかと・・・」
私「まあ。。。それは困りますね。そうだ、甲状腺がんの子が複数、リンパ節転移している話は知っていますか?」
B「知りません」
私「これも大変な問題ですよ。私は福島医大にも電話して聞きました。すると、彼らは個人情報だから甲状腺がんからの転移はいっさい外部に知らせないというのです!リンパ節転移ですよ!甲状腺がんはすぐ直るなんて権力側は言うけど、とんでもないことです。」
B「一度なったら一生その子が背負うわけですしね。」
私「そうですよ。あの山下俊一なんて2009年の論文で、チェルノブイリの甲状腺がんの子供たちの4割が、リンパ節転移があったと言っているんですよ!
「それと松本市長の菅谷さんは、チェルノブイリで6人に1人が肺がん転移があったと言います。肺がんなんて。。。本当に大変な問題です!福島の子供たちは空気からも放射性物質を肺に吸い込んでいる。一粒のアルファ線でも肺がんを起こしうるという理論は、何十年も前にアメリカの放射線の大家が既に言っていたことです。」
B「へえ・・・そうなんですか!」
私「だから私は遺伝子検査をやるべきだと発信しています。あの東大の児玉教授知っていますよね。国会で怒鳴った・・・」
B「え、誰だかわからないんですけど・・・」
私「とにかく東大の児玉教授がずっと前に言ったし、本にも書いているんです。7q11遺伝子を見れば、被曝による甲状腺がんか、そうでないものか区別がつく、と。
今の時代は遺伝子検査ができる時代です。ところが、これも国はやろうとしない。本当に頭に来ます。早急にやって、子供たちは疎開させるべきなのです。エートスなどとはとんでもないです!」
しかし、なぜかこういった健康被害について、声をあげる市民団体があまりない。
エートスにしたって私が声を上げ始めた時、あの福島原告告訴団の有名な女性から、人を介して声をあげるなと言ってきたのです。福島は本当に大変です!」
息子は夕飯を食べたばかりなのに、「ねえ、ママ~お腹すいた~」と言ってくる。
テーブルの上にたまたま載っていた、アンパンの食べかけと残りチャーハンをおにぎりにしといたものを指さして、「ほら、アンパンでもチャーハンでも好きな方を食べなさい!」という。
私「しかし、なぜ今頃なのですか?安東さんは私の問いかけに答えず、すぐに私をブロックしていましたよ。まあ、私もエートスに頭にきて、かなり言いましたけど。。。でも福島の子供たちを守りたいという一心からです。それで、安東氏は何に具体的に文句を言っていましたか?」
B「その辺のことは上司でないとわからないので、私には・・・また明日連絡します。何時がいいですか?」
私「10時以降なら・・・」
B「わかりました。では明日に。いや、いろいろ勉強になりました。どうもありがとうございました。」
私「いえいえ、こちらこそ、お世話になります。ありがとうございます。よろしくどうぞ。」
ということで、数十分話していたと思うが、警察官Bさんはずっと感じよく真剣に合槌を打ちながら聞いていてくださった。
だから私は久々にエートスのことを話せ、”一番伝えたい”福島の方に放射能の危険性の話ができて、満足して電話を切ったのである。
しかし、この夜いざふとんにはいると、私はなかなか寝付けなかった。
まずは
1.上司でないと具体的な話ができないという事で話の全体がつかめていない。
2.概略しか聞いていない部下とはいえ、「なんであなたのような知識のある人が、そのような苦情が出ることをされたのか」というセリフひとつに、この件では、いまのところ、訴えている側の安東量子(本名鎌田陽子)の言い分に警察が同情している面もあるようであり、私の職業さえ知らなかったことからも、警察の方々は放射能被曝問題の知識が欠落しており、背景知識がなければ、私をただの誹謗中傷者として悪者と見做される可能性がある、という事だ。
寝ないと次の日に頭が働かず、また明日の10時の電話でもきちんとB警官の上司に話ができないと困るという焦りもあり、ますます眠れなくなる私。
隣では息子がスヤスヤと寝ている。
よく子供の寝顔を見ると癒されるというが、確かにそうだ。
特に平常時に布団に入り、息子の可愛い寝顔を見ると、かわいいなあ~こんなかわいい子供がいて幸せだなあ~と思い、すぐ眠りに落ちる。
でも心配事があって寝付けない時、子供の寝顔を見ても眠れはしない。
ただただ「子供は心配事がなくて良いなあ。。。」と、うらやましくて仕方なく感じるのだ。
(3に続く)
参考:エートスと竹野内真理告訴事件はこちら
http://savekidsjapan.blogspot.jp/2013/01/blog-post_8310.html
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